基本が大事!

 
こんばんは板谷です

今日も症例さんとのやり取りをお話しします。



両側人工膝関節置換術術後、1カ月後に外来通院された患者様です。

独歩可能ですが、両側とも腫脹・熱感があり(右<左)、

立ち上がりで左の膝に
違和感があり、さらに左足に力が入りにくい感じがあるとの
主訴がありました。


座位で足を踏ん張ってもらうと、
(立ち上がりの要素を分けて、
座位で足を踏ん張ることができるかを評価しています。)

「右はこの辺からこの辺まで
(大腿の中央から遠位まで)力が入る感じがする」

「左はこの辺には(中央)力が入るけど
ここには(遠位には)力が入らない」

触診で確かめると、左の大腿部の遠位には
収縮があまり感じられない様子でした。

ということは、
遠位部に力が入るようになれば、
足底まで力が伝わるかも・・・。

そこで、大腿四頭筋の遠位部をつまんで圧迫して
緊張を高めるようにすると

「力が入る感じが分かる!」

何回か踏ん張っている中で緊張が高くなってきたので
手を遠位部の圧迫をしたまま立ち上がりをしてもらい

「楽に立てる!」
と言ってもらえるように。

これでいけるかな、っと思い
手を離して立ち上がをしてもらいました。

「ダメっ!力が入らない。」

残念ながら「手を離すと戻ってしまう」っと言われてしまいました。


なぜ介助していないと力が入るのが分からないんだろう?


ストレートに患者さんに聞いてみました。
「なんでわかりにくんですか?」

「だって膝が腫れぼったくて分かりにくいですよ。」

「そりゃーそーだ!」
自分で左の膝は右よりも腫れていると評価しておいて・・・。


もちろん、腫れをとることを
していなかったわけではないんですが
患者さんに、腫れていることが気にならない程度に
なっているかのかは
確認はしてなかったんですね。

ということで、そこから
「リンパマッサージ・浮腫とり」をして
患者さんが気にならない程度に浮腫を
とってから再チャレンジ


「これなら力が入る感じが分かるよ!」

ということで立ち上がりが両側どちらからでもスムーズにできるように
なりました。

基本的なことですが、
浮腫や腫脹があれば、正常な感覚は入りずらくなります。
その基本を思い知らされた症例でしたし、

こちらが(セラピストが)「腫れが減ったな~っ」と感じていても
「患者さんが腫れている」と感じていれば意味がなく、
効果も出にくいと感じました。



以上、基本は大事!!
でした。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。